こんにちは。佐々木です。
僕は昨年(2024年)6月からPythonを学び始め、この1年半で業務効率化のためのアプリを自分で開発できるようになりました。
このページでは、僕自身の復習も兼ねて「Pythonを使って何ができるのか」「どんな考え方でコードを書くのか」を、初心者の方にもわかりやすく発信していきたいと思います。
■ Pythonとは?
Python(パイソン)は、1991年にオランダのプログラマー、グイド・ヴァンロッサムによって開発されたプログラミング言語です。
「シンプルで読みやすい」「初めてでも書きやすい」ことが特徴で、今や世界中で最も人気のある言語の一つとなっています。
Pythonのコードは、英語の文章に近い文法で書けるため、初心者にも理解しやすいのが魅力です。
たとえば「こんにちは!」と表示するだけなら、たった一行で済みます。
print(f"こんにちは!")
実行すると、画面にこう表示されます。
こんにちは!
これだけで、Pythonはきちんと動いてくれるんです。f"~" のように書くのは f-string(エフ・ストリング) と呼ばれる書き方です。
これは Python 3.6 から採用された新しい記法で、
これまでよりも見やすく・書きやすく・わかりやすいのが特徴です。
💡 一般的なPythonの入門書では、最初に print("こんにちは!") のように紹介されることが多いですが、
ここでは、最初から f-string(エフ・ストリング) を使って print(f"こんにちは!") と書く方法で説明していきます。
そのほうが「表示のしくみ」や「変数の使い方」を学ぶときに自然で、
これから本格的にプログラミングを学ぶうえでも大いに役立ちます。
■ 実は、身近なサービスにもPythonが!
Pythonは“学びやすい言語”というだけでなく、実際の社会の中で非常に多く使われています。
たとえば、次のようなサービスをご存じでしょうか?
- Netflix:視聴履歴を分析しておすすめ作品を表示する仕組みの一部にPythonが使われています。
- Instagram:アプリのバックエンド(裏側のシステム)は、主にPythonで構築されています。
- YouTube:動画の管理や検索機能などにもPythonが利用されています。
- Spotify:再生履歴から「あなたへのおすすめ」を作るアルゴリズムにもPythonが関わっています。
- Google:検索エンジンの一部やAI研究の分野でPythonが積極的に活用されています。
つまり、私たちが日々使っている多くのプラットフォームの裏側で、Pythonが静かに、そして確実に動いているのです。
■ なぜそんなに人気なのか?
Pythonがここまで広く使われる理由は、大きく3つあります。
- 読みやすく、学びやすい
→ コードの構文がシンプルで、初心者でも理解しやすい。 - 応用範囲が広い
→ Web開発、データ分析、AI(人工知能)、業務自動化など、幅広い分野で活用可能。 - 豊富なライブラリ
→ 「pandas」「numpy」「Django」「flask」など、強力なツール群がそろっている。
僕自身も、Pythonを使って業務の自動化アプリを作ることで、「毎日の手作業がボタン一つで完了する」ような仕組みをいくつも実現してきました。
その便利さに、一度触れると手放せなくなります。
■ 学校教育にも広がるPython
近年では、Pythonは社会人や研究者だけでなく、学校教育の現場にも急速に広がっています。
2022年度から高校で「情報Ⅰ(じょうほういち)」という新しい科目が必修化され、プログラミングやデータ活用の基礎としてPythonを取り入れる学校が増えています。
そして、2025年1月に実施された大学入学共通テストでは、ついにこの「情報Ⅰ」が初めて出題されました。
全国の高校生が、Pythonをはじめとするプログラミングの考え方を実際に使って問題を解く時代が、すでに始まっています。
ただし、大学ごとに「配点の扱い」や「必須・選択科目の位置づけ」は異なります。
それでも、将来的には理系・文系を問わず、プログラミングや情報リテラシーが共通の基礎スキルとして求められていく流れにあります。
「プログラミング=難しそう」と思うかもしれませんが、Pythonは文法がやさしく、結果がすぐ見えるので、初めて学ぶ言語として最適です。
高校生の皆さんも、授業だけで終わらせずに、ぜひ自分で手を動かしてみてください。
その経験が、将来の進路選択や就職にもきっと役立つはずです。

■ これからの連載について
この連載では、
- Pythonの基本文法(変数、if文、for文など)
- 実際の業務に使えるサンプルコード
- AIやデータ分析への応用方法
などを、ステップごとに紹介していく予定です。
これからPythonを学んでみたい方、そして社内業務を効率化したい方にとって、実践的なヒントになれば幸いです。
次回は、Pythonの「はじめの一歩」。「Google ColabでPythonを動かしてみよう」をテーマに進めていきます。
どうぞお楽しみに。
💬 編集後記
Pythonを学び始めて感じるのは、「コードを書く」こと自体よりも、「仕組みを理解して応用できること」が大切だということです。
この連載では、そんな“使えるPython”を目指して、一歩ずつ解説していきます。