前回の記事では「Pythonとは?」というテーマで、その特徴や身近な活用例を紹介しました。
今回はいよいよ、実際にPythonを動かしてみるところから始めましょう!
■ 本来は「環境構築」が必要だけど…
僕自身の経験からお話しすると、
Pythonを使うためには本来、次のような準備が必要です。
- パソコンにPython本体をインストールする
- プログラムを書くためのエディタ(例:VS Codeなど)を導入する
これを「環境構築(かんきょうこうちく)」と呼びます。
ただ、ここでつまずいてしまう人がとても多いんです。
「インストールできない」「パスが通らない」「文字化けする」…
最初のこの壁で挫折してしまうケースを見てきました。
■ だからこそ、最初は“Google Colab”から始めよう!
最初の段階では、環境構築に時間をかけるよりも「実際に動かす経験」が何より大事です。
ですので、初期学習ではインストール不要で今すぐ始められる
Google Colaboratory(グーグル・コラボラトリー)、通称 Colab(コラボ) を使うのがおすすめです。
ColabならブラウザさえあればOK!
ノートPC、Chromebook、iPadでもすぐにPythonを試すことができます。
ある程度学習が進み、条件分岐や繰り返しなどを理解してから、
改めて自分のPCにPythonやVS Codeを入れていけば十分です。
まずは「動かしてみる楽しさ」を体験しましょう!
■ Google Colabを使う準備
① Googleアカウントにログイン
Colabを使うにはGoogleアカウントが必要です。
すでにGmailやYouTubeを使っていれば、そのアカウントでOKです。
② Colabを開く
ブラウザで次のURLを開きます:
👉 https://colab.research.google.com/
「ようこそ Google Colaboratory へ」という画面が表示されたら、
左下の 「新しいノートブック」 をクリックします。
これでPythonを書ける準備が整いました!
■ 実際にコードを書いてみよう!
開いたノートブックに、次の1行を入力してみましょう。
print(f"こんにちは、Python!")
そして左側の「▶」ボタンを押します。
すると下に──
こんにちは、Python!
と表示されます。
これで、あなたももうPythonプログラマーの仲間入りです!🎉
■ コードとメモを並べて書けるのがColabの特徴
Colabでは、コードだけでなく説明文も一緒に書くことができます。
たとえば先生から配られたノートに、自分のメモを書き足すような感覚です。
- コードセル:Pythonを書く場所
- テキストセル:説明文やメモを書く場所(Markdown形式対応)
この形式は「情報Ⅰ」の授業や自学ノートとしてもとても使いやすいです。
■ Colabの良いところ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 💻 インストール不要 | ブラウザさえあればすぐに使える |
| ☁️ 自動保存 | Google Driveに自動で保存される |
| 📱 マルチデバイス対応 | iPadやChromebookでもOK |
| 📤 共有が簡単 | URLで先生や友達と共有できる |
| 🚀 拡張性 | 将来的にAIやデータ分析の学習にも使える |
■ 簡単な計算をしてみよう
Pythonは計算も得意です。
次のコードを入力して実行してみましょう。
a = 5
b = 8
print(f"{a + b}")
💡 結果:
13
このように、Pythonでは f"..." の中に {} を書くことで、変数や計算の結果をそのまま表示 できます。
とてもシンプルでわかりやすいですよね!
もう少し工夫して、説明つきで出力したい場合は次のようにも書けます👇
a = 5
b = 8
print(f"aとbの合計は {a + b} です。")
結果:
aとbの合計は 13 です。
💬 ポイント解説
f"..."の前の f は “formatted string” の略で、
Python 3.6 から採用された新しい書き方です。{}の中に式を書くと、その結果が文字列に自動変換されて表示されます。- f-stringsを使うと、文字と変数を自然に組み合わせて書けるので、これからの学習でも大活躍します。

■ まとめ
- 本来は「環境構築」という準備が必要だけど、最初のうちは Google Colab でOK!
- Colabはインストール不要で、どの端末でもすぐにPythonを動かせる
- 学習が進んだら、VS Codeなどを使って“自分の開発環境”を整えていこう
次回は、Pythonで使う「変数」や「計算」について、
少しずつプログラムの仕組みに踏み込んでいきましょう。