テレビ番組の変化
無錫に滞在していたときに、面白いテレビ番組を見た。北京のテレビ局が制作したバラエティー番組。内容は、地上何10メートルかの高いところで、男性の足は上方向に固定されていて、男性は女性の手をしっかりと握り締めて引き止めておかないといけない。限界に達し手を離してしまうと女性はバンジージャンプのように下へ落ちてしまう。以前はこの種のバラエティー番組は無かったと思う。日本で育った僕にとって中国のテレビは決して満足するものではなかった。少しずつではあるが、時代の流れの中で、中国のテレビ番組も変化し始めているようだ。
2組のカップルが勇気を競い合う番組
※テレビ画面を直接撮影したものです
|
上空何十メートル?のところで、カップルが互いの手を握っている時間を競う
|
発展の裏で
中国は目まぐるしく変化を続けている。都市部ではIT(情報技術)や交通などのインフラがかつてにないスピードで整備され、その変貌ぶりには実に驚かされる。日系企業をはじめとする多くの外資企業の進出も著しい。一方で発展を続ける都市部とそうではない農村との経済的格差や所得の差を生んでいるのも事実だ。スーツにネクタイを締め、きれいなオフィスビルの中で働く人がいれば、作業服を着て天候条件に左右される高層ビルの建築現場で働く人もいる。数々の問題を抱えながらも急成長を続ける中国を目の当たりにするとき、僕はこの国の将来を案じてやまない。
華やかな地下鉄の電光掲示板(上海)
|
建築現場で働く人
|
最後に、「上海と無錫へ2004」はいかがでしたか?*感想をぜひお寄せください。
|