今日上海に帰るので電車の切符を買いに行く。
夕方5時発の電車でそれまで時間があるので、王子健が自分の通う高校を案内してくれた。
寧波にある学校で最も優秀な高校2つのうちの1つらしい。全校生徒は2000人、夏休みにもかかわらず授業に参加している学生を見た。
王子健は将来は上海の大学に行きたいらしい。そして大学では外国語で日本語を選択することまで教えてくれた。やはり母親の影響が強いのだろう。
学校の中を一通り案内してくれたところで、バスに乗って改築が終わったばかりという寧波体育館へ行く事に。記念にみんなで写真を撮る。
おばさんも王子健もホントは1週間くらい僕に寧波へいてほしかったらしいけれど、僕は上海で用事があるからと、言い、次は秋にまた来る約束をした。
おばさんが電車の中で食べなさいと果物やらパンやらを買ってくれて持たせてくれた。刻々と電車の発車する5時が近づき、王子健もおばさんも名残惜しそうな表情をする。
王子健は駅の改札で別れる時、両手で僕の手を堅く握り締めて来た。まともに目を合わせることはできなかった。
思いも依らぬ出会いから寧波への旅が始まり、想像もしなかった貴重な体験と素晴らしい思い出に浸りながら寧波駅をあとにした。
王子健が通う高校で、クラスメートの子と