今日はいよいよコンサート当日。昼の3時に会場の華亭ホテルに行って、打ち合わせを始める。
ホテルの2階に上がり、今回無償で提供してもらった宴会場を初めて見て驚いてしてしまった。
立派な宴会場内に100席分の長テーブルとイス、それにミネラルウォーターがずらりと置いてある。ホテルの好意と日本の和平旅行社に感謝した。
リハーサルを眺めながら、自分自身もコンサートの中で挨拶をすることになっていたので、原稿を見直す。夕方7時になるとお客さんが入りだした。すぐに100席は埋め尽くされた。ほとんどが中国人。
7時半になりコンサート開始。まずは趙さんの挨拶、「日本にいても私の祖国は中国です。今回母親の故郷・上海でシャンソンコンサートを開けることを嬉しく思います。」そして僕が挨拶。中国語の原稿は用意していたが、肝心の日本語の挨拶を準備していなかったが、たじたじになりながらそれも終わり、いよいよコンサートが始まった。

堀先生に花束を渡した

最後は、会場の方と共に故郷を歌う「大海」の大合唱

コンサートを聴きに会場には約140人のお客さんが
今回のシャンソンコンサートは歌詞は全て日本語、それにもかかわらず、会場にいた多くの中国人が身を乗り出して聴いてくれたのは、音楽が国境を越えていたのだろう。歌詞は分からなくても、音楽として理解していたのだろう。
印象的だったのは、5人目の趙さんの妹の費さんが歌う時だった。誰もが予想していなかった。費さんがステージ上でいきなり泣き出し、5年前の阪神大震災を振り返り話し出した。今があるのは、祖国中国と日本人の支えによるものだ、とそういう事を言っていたと思う。会場に来ていた多くの中国人の感動を呼び、涙ぐむ人もいた。
最後にステージに立ったのは、今回の主役、趙美麗さん。堂々とした歌声でたくましくそして、強烈な印象を会場の全ての人に与えたような気がする。
コンサートの最後は、会場に来ていた多くの中国人と共に「大海」を大合唱をした。会場の全ての人が一つになったこの故郷を思う歌を聴きながら一種の安らぎを感じた。そこには、歌を通じて触れ合えるものがあった。
上海に留学に来たのが去年の4月。そして留学が終わりまもなくこの地を去る今、この上海で着実に自分自身の足跡を刻み、何かしら初めて達成感・満足感を得たような感じだった。
上海でシャンソン・コンサートを開く

*友人で在日中国人の趙美麗さんの上海でのシャンソンコンサートは大成功に終わりました。お越しいただいた方々、そして今回支えてくださった方々に心からお礼申し上げます。
*主催:堀シャンソン教室
*企画:佐々木良高 有限会社トータルプロデュース
*協力: (株)和平旅行社 華亭賓館
中国国際旅行社 上海エクスプローラー