再び北京へ ベタな観光 |
2008年1月5日 風邪を引く、北京でゆっくりと・・・ 昨日、インターネットで手配した深セン行きの飛行機のチケットが昼前に宅配でくることになっていた。明日から深センへ1泊旅行へ行く予定だ。旅行サイトのCtripで手配したチケットは北京→深セン往復で2400元(日本円で約36000円)。手持ちの人民元が少ないので、両替しにスティーブンのマンション近くの中国銀行へ行った。
チケットが昼前に宅配されて無事ゲット。スティーブンが「天檀公園」を案内するよと言ったので、一緒に天檀公園へ行くことにした。このときはまだ体の異変には気づいていなかった。
世界遺産の天檀公園は、故宮博物院の4倍という広大な敷地を持つ庭園で、皇帝が五穀豊穣を祈った場所らしい。公園内はとにかく広いし緑が多い。老人が器用に水筆で、路上に文字を書いている。こういう光景を見ると留学時代を思い出して懐かしい。 公園内を僕とスティーブンとアメリカ人のNedの3人で散策後、昼ごはんを食べに行くことにした。時間はすでに午後3時前。
車で走っていて、興味深い建物が目に入ってきた。中国中央電視台(CCTV)の新社屋だ。オランダのレム・コールハースという人が設計したもので、240mの高さのツイストした高層ビルはとても斬新で、むちゃくちゃかっこいい。2008年中に完成予定らしい。
昼ご飯はスティーブンのお目当ての点心屋が閉まっていたため、仕方なく別のお店へ。アメリカ人のNedはここで食事をした後、体調を崩しダウン。スティーブンのマンションへ帰ってしまった。僕はというとなぜか知らないが、むしょうに睡魔が襲ってきた。あまりに眠いので、車の中で休ませてもらうことにした。
スティーブンはこの日会社は休みだったが、用事があるからとオフィスへ向かった。どんなところで仕事をしているのだろうか興味津々。東京にいたときと同じような人材派遣会社で働いていた。文字通り人材が必要な会社と働きたい人を仲介するところで、英語と中国語を使って仕事をするらしい。ちょっとかっこいい。
僕はなぜか体がだるいので、スティーブンのマンションで休ませてもらうことにした。先客でNedも体調を崩し、休んでいる。マンションは病人だらけになった。2,3時間眠っただろうか?頭痛はするし、体はあいかわらずだるい。日本での疲れが今どーっと出たのだろうか?そうえば、飛行機の中からちょっと体がだるかったかな。 スティーブンが鼓膜で測る体温計を貸してくれた。アメリカにいる内科医の父親からもらった体温計らしい。1秒で「ピピッ」と音がし、測定完了。こんな最先端の体温計、日本でも使ったことがないぞ!平熱だったが、いろいろ考えて、結局病院へ行くことにした。別に病院へ行かなくても治ったと思うが、次の日から深センへ旅行するので、早めに良くなりたかっただけだ。こういうときに備えちゃんと海外旅行保険に入っていてよかった。転ばぬ先の杖。本当に救われた。保険会社へ電話をし、事情を伝えると「VISTAクリニック」というところを紹介された。 病院では風邪と診断され、抗生剤が処方された。医者からは決まり文句の「たくさん水分を取って、お粥のような脂っこくないものを食べて、ゆっくり休んだ方がいい」と言われた。
あとで知ったが、ここのクリニックは、昨年7月に在中国韓国大使館の公使が治療中に投与ミスで死亡したところらしい。前もって知っていれば別の病院にしていたのに・・・。考えただけでぞっとする。 お粥を食べて、マンションで2時間ほど休むと薬が効いたのか大分良くなった。翌日へ |
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