TOP >> 中国2008 (2008年1月4日〜9日) 北京、深センで撮影した写真はこちら  See this page in English, Chinese?
 


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深センを満喫 

再び北京へ ベタな観光
  天安門と故宮博物館
  万里の長城(八達嶺)

さよなら北京

旅を終えて

2008年1月8日 北京でベタな観光、友達にさよならする
昨晩、マッサージに行ったせいか、ぐっすり眠ることができた。スティーブンに感謝!明日には日本へ帰るが、そういえば、北京で観光らしい観光をあまりしていなかった。最後に某旅行会社の1日北京観光ツアーに参加して、ベタな観光をすることにした。参加費用は天安門、故宮、万里の長城(八達嶺)観光に昼食付きで670元(約1万円)。お決まりだが、否応なしにお土産屋さん2店舗に連れて行かれる。べつにツアーに参加しなくても個人で行こうと思えば行けるが、万里の長城のある郊外への交通手段を考えると多少お金がかかってもツアーの方が快適だと考えたのだ。

ツアーだからバスで大人数で移動と思いきや、参加者は僕のほかにYさん親子とガイドの計4人。バンタイプの車で移動するこじんまりとしたツアーになった。なんとゼイタクで快適な旅だろう。ツアーは素人っぽい感じがして、毛嫌いしていたが、こういうのもいいものだ。8年前は中国人の乗る普通のバスで1時間揺られて万里の長城へ行って、かなり疲れたのを思い出した。

■天安門広場

南北880m、東西500mの世界最大の広場。敷石は花崗岩。北は北京一の大通り・長安路でその向こうに故宮の入り口だった天安門がある。広場の中は、北から人民英雄紀念碑、毛主席紀念堂、正陽門(前門)があり、広場の西には人民大会堂(全国人民代表大会議事堂)、東には中国国家博物館(旧・中国歴史博物館および中国革命博物館)がある。これは、太陽の昇る方角を過去、沈む方角を未来に比喩したものである。

周囲の歩道の敷石にまじって長方形の鉄板が敷かれている部分があるが、下に水を流せる構造になっており、大人数の集会等がある際、鉄板をはずして周囲を天幕で覆い、臨時のトイレとして使用できるようになっている。

最大で50万の人々を収容でき、国家行事や歴史の大事の舞台となってきた。そのために幾度となく革命運動の舞台にもなり抗争が起こってきた。普段は国内外の観光客であふれているが、国家のシンボル的施設であるため多数の警備兵がパトロールしておりものものしい雰囲気が漂っている。 (引用元:Wikipedia)

ちなみに天安門広場について「ウィキペディア」や「地球の歩き方」には、50万人収容できるとあるが、「るるぶ」には100万人集えると説明がある。どっちが本当なのだろう?


天安門広場にて
▼天安門広場付近にて(動画)

天安門
▼天安門広場付近にて(動画)

Yさん親子が鳥が飛んでいる!と広場の片隅を指差した。ガイドさんが笑いながら、「あれは凧揚げですよ」と教えてくれた。なるほど、良く見ると、老人が長い糸をたくみに操って凧を揚げていたのだ。天安門広場は人気の観光スポットだが、天安門広場を見ると天安門事件を想像してしまうのは僕だけだろうか?

1989年の天安門事件のとき僕は11歳だった。民主化運動を行う学生に対して無差別に銃を向ける軍隊の様子をテレビで見たとき、この国は何なのだろう?と恐怖に思ったのを覚えている。現に今でも中国版Yahooで「天安門」で検索してもOKなのに「天安門事件」で検索して接続エラーになるところを見ると、徹底的なISPとホームページに対する規制と検閲を続けているのが分かる。

天安門をくぐると次は故宮見学だ。

■故宮

中華人民共和国の北京に所在する旧王宮、歴史的建造物。「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の一つとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)となっている。面積は 725,000平方メートル あり、世界最大の宮殿の遺構である。現在は、博物館(故宮博物院)になっている。(引用元:Wikipedia)

故宮は明の時代14人、清の時代10人の皇帝が492年にわたり政務と生活の場にした宮殿だ。広大な敷地の中に、同じような赤色の建物が9000近くあるので、迷子になってしまいそうだ。まともに全部回っていたら1日あっても足りない。今回の旅行会社のツアーでは入り口の午門から入って、太和門、保和殿と進み、珍宝館を見学するという約2時間のコースだ。前回来たときは、ツアーじゃなかったので、漠然と故宮の中を回っただけだが、ツアーでは要領よくポイントを押さえて説明しくれるので非常に助かる。ガイドの説明を聞きながら、さらにガイドブックを見ながら回ると、かなり楽しめるものだと痛感した。

観光客のために便利を優先するのか?伝統を重んじるのか?で物議をかもしていた故宮内の「スターバックス」は閉店していた。ガイドの説明によると去年2007年の7月に撤退したらしい。


故宮にて 「午門」

故宮にて

故宮にて 改装中の「太和殿」

故宮にて 「保和殿」

故宮を見終わったころには昼食の時間になっていた。僕とYさん親子は点心屋さんに案内され、定番の小龍包や粽、あんまん、フルーツを味わった。Yさんは埼玉から母親と息子の2人で参加していて、奇遇なことに息子さんは僕と同じ年。ゲーム機のプログラマーをやっているらしく、初めての親子2人旅らしい。僕は宮崎から1人で来たことや仕事のこと、過去に上海に留学していたことなどを話した。ここにきてやっと僕とYさん親子の距離はぐっと縮まった。そういえば、今回北京に来てずっと中国語と英語漬けだったので、久しぶりに日本語をこんなに話すな。やっぱ母国語の会話は何ともいえない安らぎを感じることができる。

昼食のあとは、万里の長城と思ったら、1件目のお土産屋さんに案内された。隋縁芸術博物館というところで、日本語の流暢な係りの人が登場し、展示物の案内をしてくれる。それで終わればいいのだが、今度は展示物の購入を執拗に迫ってくる。特価であることや家宝になるなどいろんな言葉巧みに言ってくるが、僕もYさん親子もパス。だいたい、日本円で金額表示してあること自体うさんくさい。表向きは「博物館」と銘打って、実際はジャパンマネー欲しさで作ったお土産屋だ。僕らと同じような日本人のツアー客がわんさかやってきた。日本の観光地でも多少似たことをすると思うが、中国のある意味、度を越えたこういう商売の仕方を僕は好きじゃない。

余計な1件目のお土産屋を出た後、車で約1時間かけて北京郊外の八達嶺へたどり着いた。八達嶺は万里の長城の中でも、最もメジャーな長城だ。次へ


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