・ミッドタウン1 |
■自由の女神(Statue of Liberty)
ニューヨークへ来たからには自由の女神を見ておかないと話にならない!ということで、女神様へ会いに行く。僕の泊まっているミッドタウンのホテルから地下鉄1号線に乗って、南へ移動、終点のSouth Ferry駅を目指す。チケット売り場がかなり混むと聞いていたので、朝7時にホテルを出た。平日の地下鉄車内は通勤客で混雑していた。この人たちはロウアーマンハッタンの金融街で働く人たちなのだろうか?つまらないことを考えているうちにSouth Ferry駅へ到着した。地下鉄を降りると、「STATUE OF LIBERTY AND ELLIS ISLAND FERRY」というサインが見える。この方向にひたすら歩くとフェリーのチケット売り場が見えてくる。自由の女神のあるリバティー島へはフェリーで渡るのだ。
フェリーへ乗り込む前に空港並みのセキュリティチェックがある。持ち物はX線に通して、人間は金属探知ゲートを通過する。僕はノートパソコンを持っていたので警備員に不審がられた。バッテリーを無理やりはずそうとしていたので、思わずNo!!と叫んでしまった。なおさら怪しまれるのも当然のことだ。落ち着いて次のように説明した。 It's now on standby, I need to shutdown my laptop before removing the battery(僕のパソコンはスタンバイ状態になっているので、バッテリーを取り外す前にシャットダウンをしないといけないんだ)」 うまく通じたようだ。パソコンの中にはニューヨークで撮った写真や動画やらたくさん保存してある。こんなところで大事なパソコンを壊されたらたまったものじゃない。パソコンをスタンバイ状態から復帰させて、シャットダウンする一連の流れを僕のおせっかいな説明とともに警備員へ見せてあげた。さすがに疑いは晴れたようだ。警備員は「もういいよ!」と言って、行かせてくれた。テロ事件以降、セキュリティチェックに神経質になっているのだろう。 フェリーの中は欧米人でいっぱいだ。日本人の観光客もちらほらいる。約15分でリバティー島へ到着した。
リバティー島へ着くと自由に散策ができる。もちろんお目当ての自由の女神像へ行こうとするが、またもセキュリティーチェック。ペットボトルなどの液体物やバッグなどは持って入ることができないので、コインロッカーへ預ける。もちろんパソコンのようないかにも爆発物がしかけられそうな機械類もダメだ。ここのロッカーは多言語表示で日本語でも案内が見られる。指紋認証採用で、カギをいちいち持ち歩く必要がないので便利だ。さすが、女神様は敷居が高い。
自由の女神の台座部分は博物館になっていて、自由の女神の建築にいたるまでの歴史や展示物などの紹介がある。そのあと階段をひたすら上に上がっていくのだが、女神の足元までしか上がることはできない。テロ事件以降、これ以上は立入禁止になったらしい。惜しい。観光客はここから上を見上げて女神の骨組みを観察した後、階段を下りていく。
リバティー島には自由の女神の建設に関わった5人の像が並んでいる。オーディオガイドのチケットを買っていたので、ヘッドフォンを借りる。オーディオガイドの説明はとてもよくできていると思う。ドラマ仕立てでタイムスリップしたようにこれらの像の説明をしてくれる。
女神様へ別れを告げ、リバティー島をあとにする。フェリーで再びマンハッタンへ戻るころにはすでに午後1時。じっくり自由の女神を楽しむにはやはり早朝7時に出発して正解だった。→次は世界貿易センタービル跡へ |
|||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||