・ミッドタウン1 |
ゼッタイ自転車を借りようと決めていた。自転車に乗って、マンハッタンを駆け巡ったらきっと最高の気分になれるだろうなと。 セントラルパークのコロンバス・サークル付近で「レンタル自転車の看板」を持ったちょっと怪しそうなおじさんが座っていた。自転車を借りたいと言うと、近くの貸し出し場所へ案内してくれた。 自転車は便利だ。地図を片手に自分で好きなように散策できる。異国の地で自転車にまたがるのは、中国以来だ。 ハドソン川へは自転車でスピードを出して駆け下りて、セントラルパークの東側、アッパー・イーストサイドは自転車を押しながら歩いて美術館どおりを味わう。水分補給はあらかじめ自転車のジュースホルダーにセットしていたペットボトルを飲む。疲れたら、地下鉄に自転車を乗せて移動すればいいんだ。何て素晴らしいのだろう!
セントラルパークの周りを自転車で散策していて、最初は歩行者が邪魔だなと思っていた。ところが何のことはない。本当は自転車レーンを行かなければいけなかったのだ。きちんと歩行者レーンと自転車専用レーンが分かれていて、何も知らなかった僕は堂々と歩行者のところを自転車で走っていたのだ。かなり恥ずかしかった。自転車専用レーンは車道に設けてあるが、ついつい見落としていた。 |
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